"三鷹の森ジブリ美術館"がある、緑と水の公園都市『三鷹市』の空き家事情と空き家対策

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三鷹市の「空き家事情」と「空き家対策」

"三鷹の森ジブリ美術館"がある、緑と水の公園都市『三鷹市』の空き家事情と空き家対策

2022/10/15

目次

    三鷹市の空き家の事情 

    「三鷹の森ジブリ美術館」がある三鷹市。

    井の頭公園、国立天文台、 野川・仙川など、 三鷹市がかかげる「緑と水の公園都市」 にふさわしい豊かな自然環境に恵まれています。

    東京23区に隣接し、都心部にアクセスしやすい場所で、関東住みたい街ランキング2022では、三鷹は、45位に入っております。

    過去には、10位以内にランキングに入ったこともあり、人気のある地域です。

    人気のひとつに、三鷹市は太宰治や山本有三の記念館があるほか、太宰や森鴎外の墓、太宰関連のさまざまな遺構もあり、文豪好きには魅力があふれる街に進化しているそうです。

     

    そんな様々な人気のある『三鷹市』空き家数は約10,730戸東京51市町村の中で29番目に多い空き家数となっております。

    空き家率でみると10.6%になり、東京51市町村の中で26番目に低い空き家率となっています。

     

    全国では5年毎に空き家率の上昇 がみられますが、東京都及び三鷹市においては、住宅総数が増加している中、空き家 率は全国を下回っており、平成 20 年(2008 年)の調査を除いて東京都及び三鷹市 の空き家率はほぼ同率となっています。

    上記に記載するデータは平成30年住宅・土地統計調査(総務省)及び東京都のデータに基づくものです。

    三鷹市の空き家対策計画

    三鷹市では空き家対策に力を入れており市独自に『空き家等対策計画』策定してます。また、空き家の独自調査も行っております。

    三鷹市空家等調査業務調査完了報告書(平成30年3月)の調査によると、外観目視調査によって空き家と確認できる項目を選定し各戸を調査をした結果、771戸の空き家を確認しています。それでは、地域別(町丁目)内容を見ていきます。

     

    三鷹市の地域別(町丁目単位)空き家状況

    三鷹市空家等調査業務調査完了報告書(平成30年3月)の調査によると、町丁目別で最も空き家等が多いのは、中原一丁目であり、次いで中原二丁目、井の頭二丁目で多く なってます。また、下連雀五丁目、八丁目、上連雀六丁目や野崎の各丁目で空き家等が少なくなって います。 24 年度調査と比較すると、中原一丁目で空き家等が最も増加しており、井の頭と大沢の各町丁目で 10 棟程度の増加が見られます。

    三鷹市 町丁目別 空き家数

    空き家率では、大沢二丁目、牟礼二丁目、北野二丁目などで割合が高くなっていますが、大沢以外 においては、戸建て住宅の空き家数が少ない中で、空き家率が高くなってます。

    また、上連雀の各 町丁目においては、空き家率も低く戸建て住宅の空き家数も少ない状況となっています。

    24 年度調査と比較すると、市全体では、戸建て住宅の空き家率が減少しているものの、大沢二丁 目、新川五丁目、牟礼三丁目、井の頭二丁目などで、空き家率の増加が見られます。

     

    三鷹市 町丁目別 空き家率

    三鷹市の空き家に対する課題

    三鷹市は、空き家等実態調査の結果や空き家等に関する相談内容などから、三鷹市の現在の管理不全な 空き家等の特徴を踏まえ、対策を講じるにあたり、次のような課題をあげております。

     

    ① 管理不全な空き家等の対応

    多くの空き家等では、所有者等によって適切に管理されており、老朽化が進行する 前に不動産流通がスムーズに行われるものと考えられます。 しかし、三鷹市が実態調査及び相談内容から把握した管理不全な空き家等については、問題が長期化している空き家等や、毎年同様の相談が寄せられる空き家等があり、課題となっています。良好な住環境を保全するために、所有者等による適正管理の意識を涵かん養し、管理不全な空き家等を抑制し、可能な限り減少させることが重要です。また、周辺環境に著しく悪影響を及ぼしている特定空き家等については、法に基づ く適切な措置を行い、所有者等に対応を働きかけることが必要です。

     

    ②接道義務を満たしていない空き家等の対応

    空き家等実態調査によって把握した空き家等のうち 39 棟(5.1%)が、建築基準法 第 43 条に規定する「建築物の敷地は、道路(中略)に二メートル以上接しなければ ならない。」との接道義務を満たしていない可能性があることが分かりました。した がってこれらの空き家等は建築確認を受けることができないため、解体されないま ま老朽化が進み、将来的に周辺の生活環境に悪影響を及ぼす可能性があります。 こうした建築基準法上の接道義務を満たしていない空き家等について、不動産流 通等が行われるようにするための支援策などを検討することが必要です。

     

    ③空き家等の発生予防

    現在進行している少子長寿化や、単身高齢世帯の増加により、将来的に空き家等に なる家屋が増加することが見込まれます。空き家等の増加を抑制するためには、空き 家等が管理不全に陥る前に不動産流通させることが有効であると考えられます。し たがって、空き家等の所有者等はもとより、将来、空き家等の所有者となる可能性が ある方を想定した幅広い情報提供及び相談体制を整備することが重要です。

     

    ④空き家等の発生及び解消要因の整理・分析

    空き家等実態調査により、空き家等の分布状況及び状態を把握することができま した。今後、空き家等の所有者等を対象に、アンケート調査を行い、空き家となった 原因や空き家等の今後の活用予定、活用を困難にしている課題などについて整理し たうえで分析します。 一方、管理不全な空き家等が利活用などによって解消された事例については、所有 者等にヒアリングを実施するなどして、解消に至った要因を整理し、情報を蓄積する ことで今後の空き家等対策に活用します。

     

    三鷹市の空き家対策で活用できる制度

    三鷹市では、空き家対策に活用できる制度が多くありますので、ご紹介をしていきます。

    木造住宅耐震診断等助成制度

    地震発生時における市民の生命と財産を守るため、既存の木造住宅に対する耐震診断等を実施するかたに、それに要する費用の一部を助成する制度です。

     

    対象となる住宅

     次の1~3に該当する住宅が対象です。

    1、三鷹市内にある在来軸組工法等による2階建までの木造戸建住宅

      店舗併用住宅(延べ面積の過半が住宅の用途でかつ、住宅以外の部分が50平方メートルを超えないもの)を含む。)

    2、個人で所有している住宅(空き家も含みます。)

    3、旧耐震設計基準及び、平成12年(2000年)改正前新耐震設計基準の既存住宅

      (平成12年5月31日以前に着工したもの)

    ※注意事項

     助成の利用は1つの住宅につき1回限りです。

     ただし、簡易診断を受けたかたが、その後、一般診断以上の診断を受ける場合は、助成を受けられます。

     診断の契約前に、申請手続を行い、助成金の交付決定通知書の交付を受けることが必要です。

     助成金は、診断の完了報告書提出を受けた後、助成金交付確定通知書交付後に、三鷹市から指定の口座に振り込まれます。 

     

    助成金の額 

    一般診断以上の診断:診断費用の三分の二の額、ただし、上限額10万円

    簡易診断:診断費用の三分の二の額、ただし、上限額 4万円 

     

    詳細はこちら ⇒ 木造住宅耐震診断等助成制度

     

    木造住宅耐震改修工事等助成制度

     地震発生時の被害の軽減のため、三鷹市木造住宅耐震診断等助成金交付制度実施要綱に基づく一般診断以上の診断を受けた結果、「倒壊する可能性がある」または「倒壊する可能性が高い」と診断された住宅について、耐震改修工事等(耐震改修工事、簡易改修)を実施するかたに、それに要する費用の一部を助成する制度です。

     

     

    対象となる住宅

     次の1、2に該当する住宅が対象です。

    1、三鷹市木造住宅耐震診断等助成金交付制度実施要綱に基づく一般診断以上の診断を受けた結果、「倒壊する可能性がある」または「倒壊する可能性が高い」と診断された住宅であること。

    (改修する住宅が共有の場合は、共有者全員の合意が必要です)

    2、耐震性の向上を目的とした、補強、修繕、改築、増築を行うこと。

     

    ※注意事項

      助成の利用は1つの住宅につき1回限りです。

      工事の契約前に、申請手続を行い、助成金の交付決定通知書の交付を受けることが必要です。

      助成金は、工事の完了報告書提出を受けた後、助成金交付確定通知書交付後に、三鷹市から指定の口座に振り込まれます。

     

    助成金交付の要件

    【耐震改修工事の助成金交付要件】

    耐震診断の結果に基づき市(三鷹市建築指導課)から地震に対して安全な構造とする旨の勧告を受けていること。

    建築指導課が現地調査を行い、申請者と協議後、建築基準法に基づく報告書の提出が必要です。 現地確認の結果により、建築指導課から指導を受ける場合があります。この指導に則した工事計画を行わない場合は耐震改修助成が受けられません。(斜線制限、建ぺい率、容積率などの違反是正)

    耐震改修工事は、現行の耐震基準に適合し、建築基準法等の法令に適合した工事とすること。

    耐震診断の結果に基づいて耐震改修工事計画書(以下「補強設計書」という。)を作成し、工事監理によって補強設計書に従い行われたものであること。ただし、施工業者によって当該工事監理が行われたものを除く。

    【簡易改修工事の助成金交付要件】

     申請時に、耐震性の向上を目的とした工事内容が分かる図面と積算書等が必要です。

    【助成金の額】

    ・障がい者世帯・高齢者世帯

     耐震改修工事に要した費用(消費税抜き)の二分の一の額

     ただし、耐震基準を満たす改修にあっては上限額50万円、簡易改修にあっては上限額30万円

    ・その他の世帯

     耐震改修工事に要した費用(消費税抜き)の三分の一の額

     ただし、耐震基準を満たす改修にあっては上限額50万円簡易改修にあっては上限額30万円

     

    詳細はこちら ⇒ 木造住宅耐震改修工事等助成制度

    スズメバチの巣の駆除

     5月から11月にかけて庭や軒先などにスズメバチが巣を作ることがあります。

    ご自宅でスズメバチの巣を発見したときは、市役所の緑と公園課までご連絡することで

    三鷹市で委託している専門業者が駆除を行ってくれます。

     

    ※注意

    三鷹市で行っているのはスズメバチの巣の駆除のみです。

    アシナガバチ等他のハチは危険度が低いので駆除を行うことができません。

    三鷹市が委託している専門業者以外の場合は、費用がかかります。

    高所や屋根裏などの特別な場所は駆除を行うことができません。

     

    スズメバチの特徴

    大人の親指くらい大きく、黄色と黒のしましま模様。飛びかたは直線的で早い。

    スズメバチの巣は形が球形で白と茶色のマーブル模様、外から卵や幼虫は見えず、入り口は一つです。

    スズメバチとアシナガバチ(PDF 98KB)

     

    詳細はこちら ⇒ 三鷹市のスズメバチの巣の駆除

    三鷹市ブロック塀等撤去助成制度

    三鷹市では、ブロック塀等の倒壊による災害の発生を防止することを目的としてブロック塀等撤去助成制度を設けています。

    【助成要件】

    ・撤去の場所が道路に面していること。

    ・ブロック塀等の高さが1.2メートル以上であること。

    ・撤去の延長は、2メートル以上であること。

    ・安全性に問題があるブロック塀等または、傾き、ひび割れ等の劣化が発生しているブロック塀等で、地震時に倒壊の危険性があるもの。

    ・撤去後、安全性が確保されること。

    ・移転補償等の対象となっていないこと。

    ※必ず工事前に「ブロック塀等撤去助成金交付申請書」をご提出ください。工事後の申請は助成対象外となります。

    【助成内容】

    ブロック塀等の撤去等:1メートル当たり10,000円まで(延長上限 30m)

     

    詳細はこちら ⇒ 三鷹市ブロック塀等撤去助成制度

    ブロック塀等撤去助成制度資料:ブロック塀等撤去助成制度について(PDF 76KB)

     

    三鷹市の空き家相談窓口

    三鷹市では、協定を締結した専門家団体、金融機関では、空き家を所有・管理している方からのご相談に応じる窓口を設置しています。

     

    ・東京都建築士会 多摩ブロック南部支部

     相談内容:空き家の利活用の提案、調査やその計画、デザインに関すること

    ・一般社団法人 東京都建築士事務所協会 南部支部

     相談内容:建物の改修・耐震補強・新築に関すること

    ・公益社団法人 全日本不動産協会 東京都本部 多摩東支部

     相談内容:空き家等の売買や賃貸に関すること

    ・公益社団法人 東京都宅地建物取引業協会 武蔵野中央支部

     相談内容:空き家等の売買や賃貸に関すること・

    ・公益社団法人 東京都不動産鑑定士協会

     相談内容:不動産の価値判断と有効活用に関すること

    ・東京土地家屋調査士会 武蔵野支部

     相談内容:登記・敷地境界に関すること

    ・東京三弁護士会 多摩支部

     相談内容:空き家の相続、成年後見、財産管理、境界、契約、紛争の解決に関すること・

    ・東京都行政書士会 武鷹支部

     相談内容:空き家等の所有者と相続人の調査確認、資産の有効活用や手続きに関すること

    ・東京司法書士会 武蔵野支部

     相談内容:相続人調査、相続手続、不動産の相続による名義書換、不在者の調査及び財産管理人選定、成年後見人の申立に関すること

    ・多摩信用金庫

     相談内容:空き家を含む住宅資産の有効活用や資金調達に関すること

    ・みずほ銀行 三鷹支店

     相談内容:住宅増改築に係る融資と空き家等の有効活用全般に関すること

    ・東京税理士会 武蔵野支部

     相談内容:税金に関すること

    ・その他

     三鷹市在住、在勤、在学のかたは、三鷹市総務部相談・情報課で、対面による「法律相談」「税務相談」「不動産・住居相談」「不動産登記相談」も利用できます。

    三鷹駅上空付近から撮影した航空写真

    問題解決にむけて具体的な取り組み

    三鷹市の空き家事情について、取り上げてまいりました。

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    下記の方は、お気軽にご相談下さい

    ・不動産屋に依頼をしているが現状が変わらない方

    ・不動産屋から諦められた物件をお持ちの方

    ・物件に問題があり対策がわからない方

    ・費用がかけられず放置している方

    ・維持管理が大変でお困りの方

    ・賃貸経営で空室に悩み物件を手放したい方

    ・管理会社と揉めてしまっている方

    ・賃貸募集や管理がうまく行っていない方

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    アセットアップでは、空き家の対策を得意としております。

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