「外野の人」からの口出しで売却できない!? 不動産売却できない理由 【外部要因】
2022/03/02
「外野の人」からの口出しで売却できない
空き家の長期化の原因には、権利上はまったく関係のない周りの人たちの口出しもあります。
空き家を活用しようとしても、親戚や近所の人に反対され、結果として放置されてしまうケースもよくあります。
空き家をどう活用するかは、所有者が自由に決められるものです。
所有者が複数いる場合でも、所有者全員が活用に同意をしていれれば、周りに住んでいる人たちにお伺いを立てる必要もありません。
自宅を売却する際に、隣人から承諾をもらわなくていいのと一緒です。
しかし、空き家の活用ではそういうわけにはいかないことも多いのです。例えば、空き家の隣人が活用に反対するケースでは
「私たちが空き家の面倒は見るからそんなに急にで売らなくても」
「隣に危ない人が移り住んで来たら困る」などと言って、売却に反対されたりします。
特に近所と家族同様の付き合いをしている人や町会の方にこういったケースがよくあります。
空き家を売却すると、よそ者が入ってしまうという意識を持つ人もいます。
そのため、空き家の管理を買って出る人、多少のトラブルはかまわないと思ってしまう人すらいます。そこまで言われると
「無理に売却をしなくてもいいか………」と、消極的になってしまう所有者の方もいます。
売却が親族の猛反対にあうこともあります。特に多いのは、お寺や由緒正しき家などの「本家」を巡るものです。
空き家になっている家が本家の場合、先祖から代々受け継いできた品々がたくさんあります。
親族や関係者からすれば、みんなで所有しているという意識もあり、モノの整理もなかなか進ません。
特に一族等のご意見番から反対された場合、無視して活用を進めるのは難しいのが現実です。
「親族等の忠告も聞かずに勝手なことをした、と言われるくらいなら今すぐは活用しないでいいかな」とか
「あの叔父さんが元気なうちは売却できない」とあきらめたりするのです。
しかし、売却に反対している関係者が空き家の管理をしてくれればいいのですが
「管理は所有者の責任」と突き放されてしまうケースのほうが多いように感じます。
このようにして活用を反対された空き家は、そのまま放置されてしまうことが多いのです。
それで空き家が老朽化していくと、別の人からは「あそこは空き家にして放ったらかしにして無責任だ」と責められたりします。
活用も反対され、空き家のままにしておけば他の人に無責任と責められ、立ち往生している所有者は多いのです。
肩身の狭い思いをしがちな空き家所有者ですが、そういった方に対するわかりやすい支援策はなく、ご自身で話し合いをして解決するしかありません。
小さい頃から世話になった親族、近所に住む親世代の人と対等に話し合うのは容易ではありません。
話し合いを具体的にすすめるためには、専門の第三者を立てて対応するのも一つの方法です。
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