空き家の近隣苦情No1 あまく見てはいけない植物や雑草 【トラブル回避】
2022/02/12
空き家で多い植物の苦情
空き家の近隣からの苦情で一番多いのは、庭木や雑草にかかわることです。
植物が大きく成長し、雑草が生い茂ると、いかにも放置空き家という見た目になってしまうため、景観を大きく損ねます。
「植物なんて大したことないでしょ」と思う方も多いと思いますが、中には深刻な事態を引き起こすこともあります。
植物が生い茂ると敷地内の様子が見えにくくなるため、泥棒が入りやすくなってしまいます。
落ち葉や枯れ木を放置しておくと、それに放火される可能性が高まります。
管理されていない庭の木はどんどん成長します。
1年目は問題になるほど成長するケースは少ないのですが、2年目からは近隣からのクレームが出はじめ、3年も経つと建物が隠れてしまうほど大きく成長してしまうケースもあります。
大きく成長した木は隣地へ越境し、枯葉や果実、種などを落とします。
高さが3メートルを超えた木がある場合、その空き家や隣家の雨どいを落ち葉で塞いでしまい、それが原因で雨漏りしてしまうケースもあります。
また庭木で最も怖いのは倒木です。大きく枝を張った木は、雪の重みや強い風で折れる危険があります。
東京都のある空き家では、高さ4mの木が折れて、隣家に倒れ掛かってしまい、外壁と屋根が大きく破損、木の撤去と建物の修復、そして隣人への迷惑料に数百万円もの費用がかかったそうです。
また、埼玉県のある空き家では、関東で大雪が降った際、雪の重みで折れた大きな枝が隣家の車を直撃、その車は廃車となってしまったようです。
両事象とも人身被害はありませんでしたが、タイミングが悪ければ人命にも影響してしまうような危険な事故です。
倒木を防ぐには定期的に剪定を行ったり、雪が続く際には雪下ろしをしたりする必要があります。
頻繁に行くことができない空き家にある木は、心苦しいですが切り倒すことも1つの方法です。
その他、空き家の庭で問題になるのは雑草です。
雑草は1年目からトラブルになることが多く、夏に放置するとすぐに腰の高さくらいまで成長します。
雑草の陰では、やぶ蚊やハチなどの虫を大量に発生させてします。
また雑草の繁殖力が凄まじいため、隣家まで雑草だらけになってしまったケースもよくあります。
雑草は夏前に処理をするのが効果的ですが、空き家では放置されがちで、クレームが来てから対処するケースが多いのが現状です。
頻繁に管理できない場合は、防草シートを敷くという方法もあります。
これは雑草の発生を抑えるだけではなく、シートの上に防犯対策として砂利を敷くことで、防犯性の効果もねらえます。
空き家の植物や雑草の対策でベストな方法は空き家にしないことです。
事前に空き家にならない方法をおすすめ致します。
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