「1192作ろう鎌倉幕府」で栄えた『鎌倉市』の空き家事情と空き家対策

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鎌倉市の「空き家事情」と「空き家対策」

「1192作ろう鎌倉幕府」で栄えた『鎌倉市』の空き家事情と空き家対策

2022/09/17

目次

    鎌倉市の空き家の事情 

    鎌倉は、多くの神社仏閣などの歴史的遺産や海、山などの豊かな自然環境に恵まれた魅力的なまちです。

    『1192作ろう鎌倉幕府』と馴染みの深い、源頼朝が開いた鎌倉幕府にまつわる歴史的遺産が多く残るまち。

    南側は相模湾に面し、その他三方は山に囲まれた立地。日本の政治において、とても重要な位置を占めた、天然の要塞とも言える地形です。

    一般的に鎌倉は、現在の神奈川県鎌倉市の中心部に当たる地域と言われています。
    鶴岡八幡宮、小町通り、鎌倉の大仏(高徳院)など観光スポットとしても人気が高く、国内外問わず多くの人が訪れる場所です。

    そして、鎌倉市には東海道本線・横須賀線・根岸線、湘南モノレールの4線が乗り入れるターミナル駅『大船駅』があります。

    JR東海道線の特急快速の停車駅として、都心部に行く多くの方を中心に賑わっている場所です。

    そんな、人気のある『鎌倉市』の空き家数は約9,500戸で、神奈川県の19市の中で11番目に高い空き家数となっております。

    空き家率でみると11.6%になります。神奈川県の市で9番目に低い空き家率となっています。

     

    神奈川県の各市町の空き家率

    平成30年住宅・土地統計調査の集計結果 - 国土交通省(鎌倉市)

    ※中井町等(中井町、松田町、山北町、箱根町、真鶴町及び清川村)は個別データがないため県合計からの差し引きにより求めています。

    鎌倉市の空き家対策計画と対応 

    鎌倉市では空き家対策に力を入れており市独自に『空家等対策計画』策定しています。

    鎌倉市内にある戸建て住宅(平成27年10月現在)を対象に、「空き家実態調査」を実施し、「鎌倉市空家等対策計画」(平成29年3月)を策定しています。

     

    鎌倉市空家等対策計画によると、腰越地域の沿岸部、 鎌倉地域の旧市街地、大船地域・丘陵部の開発住宅地や、本市の地形の特徴である谷戸地域などでやや多い傾向にあるようです。

     

     鎌倉市の空き家分布図

    鎌倉市の空き家の発生・長期化の要因及び背景

    空家等が発生 ・ 長期化する要因や背景は、 実態調査の結果や全国的な空家等に関する傾向から、以下のことが考えられます。

    ①所有者等・相続上の視点

    (1) 所有者が特定できない

    ・相続人が多数いたり、 相続等に関するトラブルがある。

    ・権利関係の整理や対応方法が分からず遺産分割ができない。

    (2) 資金不足等により対応できない

    ・資金不足により改修、除却費用を負担できない。

    ・除却後の土地利用や売却の見込みがない。

    ・新たに費用をかけてまで利活用したくない。

    (3) 管理が行き届かない

    所有者等(相続人を含む) の居住地が遠方にあり、時間がないなど、 定期的な管理が難し

    い。

    (4) 情報や活用に関する知識が不足している

    ・不動産処分や賃貸借についての相談先や業者選定の方法が分からない。

    ・住宅以外の利活用に関する知識がない。

    ・空き家に係る相談窓口が分からない。

    (5) 高齢者単身世帯 高齢者夫婦世帯が増えている

    65 歳以上の単身高齢者や高齢者夫婦だけの世帯は市全体で27.7% (平成 27 年国勢調査)であり、今後も高齢化が進む。

    ②税制上の視点

    (1) 固定資産税の課税の仕組みから除却が進まない

    敷地内に居住用の家屋があれば、土地の固定資産税が低く抑えられる制度があるため、 その家屋が空き家になったときに除却すると、税負担が上がることを考慮して除却しない場合が見られる。

    ③住宅の流通に関する視点

    (1) 高いブランドカ、 取得費用が障害となる

    ・都市ブランド調査や住みやすさランキング等で上位になるなど、 「選ばれるまち」としてのブランド力により、 地価は近隣市と比べると比較的高額である。

    ・敷地の分割ができない地域では、高値で取引されている。

    (2) 課題のある空き家が存在する

    建築基準法による接道要件を満たさず、 建替えが困難な空き家がある。

    (3) 交通が不便な地域で空き家が見られる

    交通が不便な谷戸部や丘陵部の住宅地等で空き家が見られる。

    鎌倉市の空き家対策で活用できる制度

    鎌倉市では、耐震やバリアフリーに係る住宅改修など空き家対策に活用できる様々な制度を設けています。

     

    ・耐震相談・耐震診断補助事業

    ・木造耐震改修工事費等補助事業

    ・危険ブロック塀等対策補助事業

    ・介護保険住宅改修補助事業(バリアフリー)

    ・スズメバチの巣駆除費補助金交付制度

    ・空き家空き店舗等情報登録制度

    ・空き家の発生を抑制するための特例措置

     

    耐震相談・耐震診断補助事業

    鎌倉市で空き家対策に活用できる制度

    鎌倉市では、「大地震に対して、本当にわが家は安全なのか」を知っていただくため、この制度を推奨しています。

    窓口耐震相談

    市庁舎において毎月1~2回程度、専門家による耐震相談を行っています。(予約制、先着順、無料)

    今後の日程についてなど、詳細は建築指導課0467-61-3586までお問い合わせください。

    対象建築物

    昭和56年(1981年)5月31日以前に建築工事に着手した一戸建て住宅、二世帯住宅または店舗兼用住宅(いずれも木造2階建て以下)で市民の方自らが所有し居住する建築物(枠組壁工法及びプレハブ工法は除きます。)※昭和56年6月1日以降に床面積が既存部分の2分の1を超える増改築を行った住宅は対象外となります。

    申し込み方法

    建築指導課へ電話にてお申込みください。

    現地耐震診断と診断費用の補助

    窓口耐震相談を受けた方で、診断を希望される方には、有料で専門家による現地耐震診断(国土交通省住宅局建築指導課監修、一般財団法人日本建築防災協会発行「木造住宅の耐震診断と補強方法」の一般診断法による)を実施します。診断は建築士が直接お家に伺って行い、現地耐震診断結果報告書を作成します。

    なお、診断の費用については、後日市の補助を受けることができます。

    鎌倉市耐震相談及び耐震診断の実施に関する要綱(PDF:118KB)

    補助金の額

    67,000円(診断費用は89,000円)

    現地耐震診断補助金申請書(PDF:93KB)

     

    詳細はこちら ⇒ 耐震相談・耐震診断補助事業

    木造耐震改修工事費等補助事業

    鎌倉市で空き家対策に活用できる制度

    鎌倉市又は鎌倉市が指定した事業者が行った「現地耐震診断」の結果、総合評点が1.0未満であった場合には、耐震改修工事費等の補助金を受けることができます。

    対象建築物

    昭和56年(1981年)5月31日以前に建築工事に着手した一戸建て住宅、二世帯住宅または店舗兼用住宅(いずれも木造2階建て以下)で市民自らが所有し居住する建築物(枠組壁工法及びプレハブ工法は除きます。)昭和56年6月1日以降に床面積が既存部分の2分の1を超える増改築を行った住宅は対象外となります。

    鎌倉市耐震相談及び耐震診断の実施に関する要綱に基づいて行った現地耐震診断の結果、総合評点が1.0未満であった建築物

    木造住宅の耐震診断と補強方法(国土交通省住宅局建築指導課監修、一般財団法人日本建築防災協会発行)の一般診断法または精密診断法により建築士が行った診断の結果、総合評点が1.0未満のものを1.0以上に改修するもの

    補助金の額

    耐震改修工事等に要する費用の2分の1、かつ上限100万円(低所得者世帯等は上限120万円)

    申し込み方法

    補助金の交付を受けて耐震改修工事を行おうとする場合、事業着手(契約)前に補助金交付申請の手続きが必要となります。なお、詳細は建築指導課までお問い合わせください。

     

    詳細はこちら ⇒ 木造耐震改修工事費等補助事業

    危険ブロック塀等対策補助事業

    鎌倉市で空き家対策に活用できる制度

    鎌倉市では、被害を減らし、安全安心なまちづくりを推進するために、危険なブロック塀等の除却工事を行う場合、及び除却後に軽量なフェンス等を設置する場合には、補助金を交付します。

     

    対象となる危険ブロック塀等について

    申請者以外の第三者が通行する道路等に面し、延長が1mを以上、かつ、高さが1m(擁壁の上に築造されている場合は、擁壁を含む高さが1m以上、かつ、塀の高さが60cm以上のもの)以上のブロック塀等で、市から危険である旨の指導または勧告を受けたもの

    ブロック塀等に除却後に設置する軽量なフェンス等

    ただしいずれも、販売を目的としてブロック塀等を除却する方、鎌倉市狭あい道路拡幅整備事業によりブロック塀を除却する方、または、一度この補助金を受けたことがある場合は、補助を受けることはできません。

    補助金の額

    ブロック塀等の除却

    市が定めた単位当たりの標準工事費に塀の面積(基礎は延長)を乗じた額と除却工事の見積金額との少ない額の2分の1(鎌倉市立小学校の通学路(補助金交付申請を行う年度の4月1日時点のもの)については10分の9)を乗じた額

    軽量なフェンス等の設置

    市が定めた単位当たりの標準工事費に延長を乗じた額と設置工事の見積金額との少ない額の2分の1(鎌倉市立小学校の通学路(補助金交付申請を行う年度の4月1日時点のもの)については10分の9)を乗じた額

    標準工事費は、「鎌倉市危険ブロック塀等対策事業補助金交付要綱」をご参照ください。

     

    詳細はこちら ⇒ 危険ブロック塀等対策補助事業

    介護保険住宅改修補助事業(バリアフリー)

    鎌倉市で空き家対策に活用できる制度

    鎌倉市では、在宅での生活に支障がないように、手すりの取付け等特定の住宅改修を行った場合に、一定の限度額内において、かかった費用の9割(または8割※)が介護保険の給付費として、保険者(市町村)から払い戻されます。
    対 象

    要支援1・2および要介護の認定を受けておられる方

    給付金額

    限度額:20万円  ※ 保険給付18万円(または16万円)

     

    詳細はこちら ⇒ 介護保険住宅改修補助事業(バリアフリー)

     

    スズメバチの巣駆除費補助金交付制度

    鎌倉市で空き家対策に活用できる制度

    鎌倉市では、鎌倉市では、スズメバチの巣の駆除費用の一部を補助しています。

    補助金の額

    駆除1件当たり、駆除に要した費用(消費税及び地方消費税を除く)の3分の1の額(その額に100円未満の端数が生じたときは、その端数を切り捨てた額)とし、1万円を上限額とします。

    なお、駆除を実施するにあたり建物等の一部を解体する必要が生じた場合の費用やその復旧に係る費用、樹木を伐採する必要が生じた場合の費用については補助の対象外となります。

    補助金交付対象者

    鎌倉市内においてスズメバチが営巣する土地又は建物等を所有し、使用し又は管理する者で駆除事業者(ハチ等の駆除を業とする者。)により巣の駆除を行った個人であること。

    鎌倉市の市税の滞納がないこと。

    暴力団員等、または暴力団員等と密接な関係を有する者でないこと。

     

    詳細はこちら ⇒ 鎌倉市スズメバチの巣駆除費補助金交付制度

     

    空き家空き店舗等情報登録制度

    鎌倉市で空き家対策に活用できる制度

    鎌倉市では、新たに場を福祉活動に使ってもらいたい人と、活動の場を求めている人を引き合わせるための「空き家、空き店舗等情報登録制度」をもうけ、市民活動を支援しています。

    パンフレット(PDF:77KB)

    ご利用の手引き(PDF:1,375KB)

     

    詳細はこちら ⇒ 鎌倉市空き家空き店舗等情報登録制度

     

    空き家の発生を抑制するための特例措置(空き家の譲渡所得の3,000万円特別控除)

    鎌倉市で空き家対策に活用できる制度

    相続時から3年を経過する日の属する年の12月31日までに、被相続人の居住の用に供していた家屋を相続した相続人が、当該家屋(耐震性のない場合は耐震リフォームをしたものに限り、その敷地を含む。)又は取壊し後の土地を譲渡した場合には、当該家屋又は土地の譲渡所得から3,000万円を控除されます。

     

    詳細はこちら ⇒ 空き家の発生を抑制するための特例措置(鎌倉市)

    国土交通省の参考資料:空き家の発生を抑制するための特例措置(空き家の譲渡所得の3,000万円特別控除)

    関連情報: 【知らないと600万円の損!?】相続した空き家売却の税金控除 3000万円の優遇控除

    鎌倉市では空き家相談窓口を設けています。

    空家所有者でお困りの方

    鎌倉市の空き家に関するご相談全般は住宅課住宅で相談にのって頂けます。

    建築・住まい政策課(住宅政策班) 電話 467-23-3000(内線2824)

    日時 月曜日から金曜日(祝日等・年末年始を除く)

     

    各団体では、空き家の売買、相続、改修、登記、法律等に関する 相談を行うことができます。

     

    法律に関するご相談

    神奈川県弁護士会 https://www.kanaben.or.jp/index.html

    横浜市中区日本大通9番地  ℡045-201-1881

    不動産登記、境界に関するご相談

    神奈川県土地家屋調査士会 http://www.kanagawa-chousashi.or.jp/

    横浜市西区楠町18番地  ℡045-312-1177 

    改修に関するご相談

    一般社団法人神奈川県建築士事務所協会 鎌倉支部

    鎌倉市大船5-2-4  ℡0467-43-1431

    相続に関するご相談

    神奈川県司法書士会無料電話相談 https://www.shiho.or.jp/

    司法書士相続ホットライン(鎌倉エリア対応)

    ℡050-5212-0628  受付時間:平日13時~16時  

    売却や賃貸等に関するご相談

    公益社団法人 神奈川県宅地建物取引業協会 鎌倉支部 https://www.kanagawa-takken.or.jp/chiiki/a-21.html

    鎌倉市大町2-1-10  ℡0467-23-2085 

     

    空き家相談協力事業者

    神奈川県居住支援協議会

    株式会社アセットアップは、神奈川県居住支援協議会の空き家相談協力事業者です。

    空き家対策 ✖️ 社会貢献

    空き家の活用方法は多岐にわたります。手付かずになっている空き家に手をつけませんか?

    あなたの大切な空家を活用させてください。

    様々な、方法で大切な空家を活用させて頂きます。

    ・生活困窮者の住宅確保  ・DV被害者シェルター  ・障碍者支援施設
    ・高齢者支援提供場所  ・医療従事者の待機場所  ・一般賃貸物件等
    ※その他、様々な活用手段がございます。

    問題解決にむけて具体的な取り組み

    鎌倉市の空き家事情について、取り上げてまいりました。

    様々な空き家対策の方法がございますが、いざご自身の物件のこととなると戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。

    賃貸用物件のお持ちの方は、目の前の空室を早急に対処するために、どのような対応がベストか迷われる方が大半です。

    これだけ、空室の多いマンションやアパートの空き家を減らすには、普通に賃貸募集をしていても現状を変えることは難しいでしょう。

    弊社では、様々な企画やアイディアをもとに空き家対策を行うノウハウを持っております。

    まずは、お気軽にご相談下さい。

     

    アパートやマンションなどの賃貸用住宅はもちろんのこと、居住中の戸建ても対応致します。

    物件売却、賃貸募集、賃貸管理まで幅広く対応させて頂きます。

    弊社は、再建築不可、借地権、事件事故、老朽化、雨漏り、害獣被害、荷物整理や処分など多岐にわたり対応が可能です。

    物件を修繕する費用が無く放置してしまっている方は、早急にご相談下さい。解決策を一緒に見つけることが出来ます。

     

    空き家の悩みを解決する手段

    ご相談を頂くことで悩みを解決出来る可能性があります。

    下記の方は、お気軽にご相談下さい

    ・不動産屋に依頼をしているが現状が変わらない方

    ・不動産屋から諦められた物件をお持ちの方

    ・物件に問題があり対策がわからない方

    ・費用がかけられず放置している方

    ・維持管理が大変でお困りの方

    ・賃貸経営で空室に悩み物件を手放したい方

    ・管理会社と揉めてしまっている方

    ・賃貸募集や管理がうまく行っていない方

    空き家対策は、ひとりで悩んでいると解決に時間がかかってしまい、余計な出費やトラブルが発生してしまいます。

    まずは、お気軽にご相談下さい。

    鎌倉市の空き家対策はおまかせ下さい。

    アセットアップでは、空き家の対策を得意としております。

    空き家対策は地域や物件、状況によって注意する内容が異なります。

    悩んでしまい抜け出せなくなる前にお気軽にご相談ください。

    専門の会社に相談することにより、問題をより効率的に解決することができます。

    まずは、お気軽にお問い合わせください。

    アセットアップでは、東京、川崎、横浜を中心に、空き家・中古戸建・中古アパートの売却相談を行っております。

    鎌倉市では、注力して買取や売却の無料相談の対応をさせて頂いております。

    まずはお気軽にご相談ください。

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