カビを放置すると大変!カビの発生原因から被害後の対策まで【空き家対策】
2022/02/19
カビの原因と対策
意外と忘れがちなカビ問題。放置しておくことで思わぬ被害にあってしまうこともあります。
今回は、カビに特化した内容を掘り下げてみました。
冬のカビは結露から生まれる
日本の気候は高温で多湿といわれるていおりカビが発生しやすくなることが多いです。
カビと言えば、梅雨の時期や夏をイメージしがちですが、冬でもエアコンの普及や住宅自体の密閉性や気密性が良くなって気が付くと結露が発生することもあります。
屋外は気温が低く乾燥していますが、室内は気温も湿度も高くなります。
そのため、温度差で結露が発生し、この結露がカビには好都合の環境となります。
カビをそのままにしておくと壁紙から断熱材まで増殖
窓や壁など見えるところの結露ならば、雑巾でふき取る、除湿機の設置などで対策はできます。
しかし、壁の内側など目にはつかないところの結露は危険です。
ほうっておくとカビが大発生。
しかもカビは壁紙から断熱材までへと増殖します。
部屋中にカビの悪臭が充満して、しまいには内装などを腐らせることになります。
カビは病気の温床
カビを放置しておくとどうなるでしょう。
住む人々は知らないうちにカビの胞子を吸うことで、アレルギー性疾患や肺炎などにかかる可能性も高くなり、健康面でもさまざまな悪影響を及ぼします。
カビが発生する3条件は「湿度」「温度」「栄養」
カビが発生する条件は、基本的には温度と湿度と栄養です。この全てが揃うと、胞子が付着した場所から発育していきます。
①湿度 最適温度は25℃。5~35℃前後でも生育します。
②温度 一般的なカビは湿度80%以上が必須条件。乾燥状態を好む一部のカビでも65%は必要です。
③栄養 たんぱく質や炭水化物、油脂などの有機物が栄養になります。主に皮脂汚れやほこり、たべこぼしなど。
温度の5~35℃という条件は人間にも快適な温度なので、取り去ることは難しいでしょう。
そのため、カビを防ぐためには湿度や栄養の条件を取り除くことを考えます。
カビが発生しないための対策
お部屋の場合、掃除はもちろん、湿気を取ることが第一です。
そのためには、窓を開けたり換気扇を回して換気をすることが重要です。
梅雨の季節などは、エアコンのドライ運転などを使うことも一つの方法です。
ただし、しばらく使っていないエアコンにカビが生えている場合もあります。
そのまま運転すると胞子をまき散らしてしまうので、使う前にエアコンの掃除をしておくのが理想的です。
カビの対処の仕方
湿気対策をしていても、カビが発生してしまうことがあります。
目に見えるカビは根が生えている場合があります。そこまで来たらカビ取り剤を使って対処しましょう。
パッキンや木材など、柔らかいものに生えているカビは、中まで根が生えています。カビ取り剤をカビにめがけて吹きかけ、時間を置いて拭き取ります。
カビ取り剤で取り除いたとしても、汚れや湿気が溜まりやすいところになるので、注意しましょう。
サッシやタイルなど硬質面に生えているカビは、汚れの上に生えている場合もあり、かんたんに拭き取れることもあります。
その場合には、ティッシュなどにエタノール等を吹きかけて、拭きとるだけでもよいでしょう。
気を付けたいのは、ゴシゴシと掃除してしまうこと。目に見えなくても小さな傷がついてしまうため、そこが余計にカビやすくなってしまうのです。
カビ取り剤などをしっかりと浸透させてから、強くこすらずに落とすようにしましょう。
カビは一見わかりずからく軽視してしまいがちですが、一度発生してしまうと大変です。
カビを発生しないように対策をしておくことが理想です。
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