空き家は何故「劣化」しやすいのか!?劣化の原因と対策【空き家対策】
2022/01/12
老朽化を防ぐために
人が住んでいる家と空き家とでは、どちらが早く劣化してしまうのでしょうか?
一見「人が住んで使っているほうが劣化は早い」と思われがちですが、実際には空き家のほうが劣化が早く、老朽化が進んでしまうのです。
一般的に、家は人が住んでいないと劣化が早まると言われていますが、その理由はどこにあるのでしょうか。
劣化が早まる原因として以下のようなものが挙げられます。
換気による空気の入れ替えが行われない
人が家で生活していれば、窓やドアを開けたり、換気扇を回すなどさまざまな場所で換気が行われます。
人が部屋で活動しているだけでも動きによって対流が起こり、空気の流れが生じます。
一方空き家の場合は、人が入れないように窓やドアを閉め切ってしまいます。
こうなると室内の空気が全く流動しなくなり、梅雨時期などには湿気が家の中にこもりやすく、カビも繁殖しやすくなります。
特に木造住宅では、カビや湿気は木を腐らせてしまう原因になりますので、換気ができない場合には劣化する速度がとても早くなるのです。
掃除が行われない
人が住んでいれば、汚れた場所は掃除を行いますが、空き家の場合は手入れがされなくなります。
閉め切った状態でもチリやホコリは積もってきますし、それを餌に虫やカビが繁殖します。
特にカビ類は、換気がされず高湿度になれば一気に繁殖してしまいますので、クロスや床、天井などの劣化が早くなるほか、床や屋根裏など、見えない部分の劣化も大きくなります。
修繕されない
人が住んでいれば、雨漏りが発生したり、地震や台風などで家の一部が損傷した場合でもすぐに修理を行いますが、空き家の場合はそのまま放置されてしまいます。
損傷による雨風の侵入は、劣化速度を急激に加速させてしまいますので、劣化するどころか、短い時間で家を倒壊してしまう可能性もあります。
それぞれの原因に対して様々な対策をとることは可能ですが、一番の対策は空き家の期間をできる限り短くすることです。
枝葉をケアするよりも、根本に目を向けることが重要です。
空き家の対応には、様々な問題や個別事情があります。
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