空き家率が少ない人気のエリア『目黒区』東京23区で第二位! 【空き家対策に使える制度】
2022/06/08
目黒区の空き家事情
目黒区は高所得者向けの物件が多く、閑静な住宅街が多いため住みやすさが感じられます。
雰囲気自体がおしゃれで、落ち着いていて、争いごとなどは滅多におこらないような治安が良い安心・安全な街です。
自由が丘や中目黒などおしゃれな場所も多くて、高級住宅街も複数あります。
芸能人も住んでおり、住居を構えるには敷居が高いように思うかもしれませんが、意外にもファミリー層も多く住んでおり、住みやすい街です。
犯罪発生件数も東京23区でTOP3に入る少なさで、のどかな雰囲気の場所も多く、高級住宅街もあるので、ファミリー層にも人気のエリアです。
目黒区の空き家数は約1.3万戸で、東京23区で4番目に低い空き家数となっており、空き家率でみると8.0%で、東京23区で2番目に低い空き家率となっています。東京都全体での空き家率が10.8%ですので、平均より大幅に低い空き家率のようです。
参考資料:平成30年住宅・土地統計調査/総務省(目黒区)
目次
目黒区の空き家の実態
目黒区内の老朽空家戸数をみると、目黒区は 490 戸で、 23 区中 17 位となっています。老朽空家戸数密度(1k ㎡当たりの老朽空家戸数)では 23 区中 12 位とほぼ中位ですが、世帯数比では 18 位となっています。以上を踏まえ、目黒区は、他区と比較して空家が少なく、空家率が低い区であるといえます。
そのため、空き家対策に関する分析等の公表している調査データは、他区と比較し少なくなっております。
目黒区の空家管理適正助成事業
使用していない家屋は、定期的に見回り風を入れるなど、適正に管理しないと急速に傷んでしまいます。
そこで目黒区では、空家の適切な管理を促し、周辺の生活環境の保全を図るため、所有者等が空家を適切に管理するために支出した費用の一部を助成しています。
目黒区内に空家をお持ちの方、今後お住まいが空家になる予定のある方など、活用してみては如何でしょうか。
管理委託助成 助成には2つの種類があります。
①管理委託助成
空家(建物)の管理にかかる費用に対しての助成
助成を受けられる空家:区内の一戸建ての住宅の空家
助成を受けられる対象者:空家の所有者又は法定相続人
助成金額:管理委託費用の2分の1 (上限は1ケ月 2,000 円)
主な要件:
・空家の適切な管理をすること
・管理している事業者等の名称及び連絡先 の掲示物を設置すること
・当該空家について初めて管理委託助成を 受けること
助成期間及び回数:初回申請月以降の継続した最長 36 ヶ月以内
②樹木せん定助成
周辺に悪影響を及ぼす空家の敷地内の樹木の 切り詰め等を行う費用に対しての助成
助成金額:樹木のせん定費用の2分の1 (上限は 20,000 円)
主な要件:管理委託助成を受けている期間内に樹木の せん定を行うこと
助成期間及び回数:管理委託助成を受けている期間内に1回限り
詳細はこちら ⇒ 空き家の適正管理助成事業
目黒区の老朽空家等除却支援
目黒区は、耐震性が不足している木造住宅を、災害に強い家に建て替えるための助成支援があります。
建て替えを前提とした、住宅の除却工事費用の一部を助成してくれます。
《助成の要件》
・昭和56年5月31日までに着工した木造住宅で、所有者自ら居住し、建て替え後も住み続ける
・住民税・固定資産税を滞納していない
・簡易診断による耐震性が不足している
《助成金額》
除却工事に要する費用の50パーセント以内で、上限50万円
詳細はこちら⇒ 木造住宅等除却工事助成制度パンフレット
目黒区の特定エリアの助成制度
不燃化特区制度(不燃化推進特定整備事業)は、特に防災性に課題のある地区を不燃化特区(不燃化推進特定整備地区)として指定し重点的・集中的に改善を行い災害に強いまちづくりを目指した取組の一つです。
また、不燃化特区は都の「防災都市づくり推進計画」に定める整備地域のうち、地域危険度が高い地区において区が整備プログラムを策定し、都が指定するものです。不燃化特区内では、様々な支援を行っています。
目黒区内では「目黒本町五・六丁目、原町一丁目、洗足一丁目地区」において、整備プログラムを策定し、不燃化特区の指定を受けています。
《不燃化特区指定地区》
老朽建築物の除却、不燃建築物への建替え時に要する費用の一部を助成しています。
《助成を受けることができる方》
・個人
・中小企業者(専門家派遣・住替え助成・仮住居費助成は対象外)
《助成内容》
1.専門家派遣
建替え等に伴うさまざまなお困りごとを専門家に無料で相談できます。
〔派遣内容〕 権利の移転や建替え等に関する相談に対して、弁護士や一級建築士等を派遣します。
派遣の回数は 1 年間に 5 回までとなります。1 回の相談時間は 2 時間程度です。
2.老朽建築物除却助成
〔助成金の内容〕 老朽建築物の延べ面積に応じての 除却に要した費用の一部を助成します。 上限 80万円
3.戸建建替え助成・共同住宅建替え助成
〔助成金の内容〕 建替えに要した費用の一部(設計費・工事監理費などの一部) を新築する建物の延べ面積に応じた基準額を助成します。
戸建:地上 1 階~3階まで 共同:3階層を限度とする 最大 約360万円
4.住替え助成
〔助成金の内容〕 老朽建築物の除却が行われることにより 賃借人等が移転する場合に、移転に要した 引越し費用及び家賃の一部を助成します。
上限 引越し費用10万円 家賃費用30万円(3か月分)
※ 住替え先が民間賃貸住宅以外は引越し費用のみ助成
5.仮住居費助成 (新制度)
〔助成金の内容〕 「2.老朽建築物除却助成」を利用し除却した 土地に建替えを行い、建替え後の住居に 引き続き居住する場合に、移転に要した 引越し費用及び家賃の一部を助成します。
上限 引越し費用10万円 家賃費用30万円(3か月分)
※ 仮住居先が民間賃貸住宅以外は引越し費用のみ助成
6.壁面後退奨励金
〔奨励金の金額〕 道路境界線から壁面後退線までの面積に応じて 奨励金を交付します。
面積 | 4㎡未満 | 4㎡以上6㎡以上 | 6㎡未満8㎡以上 | 8㎡以上 |
金額 | 40万円 | 60万円 | 80万円 | 100万円 |
詳細はこちら⇒ 不燃化特区における助成制度のご案内
このような制度を活用することで、空き家の取り組みに対する負担は大幅に軽減されるのでは無いでしょうか。
問題解決にむけて具体的な取り組み
目黒区の空き家事情について、取り上げてまいりました。
様々な空き家対策の方法がございますが、いざご自身の物件のこととなると戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
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